シンデレラとかどうでもよかった少女時代

昔から男の子に生まれたかった。男の子に生まれてハイパーサイケデリックな体術を学び、いじめっ子から女の子を守り、男の子たちに慕われ、しかしそれを鼻にかけない向上心を忘れない渋い少年時代を生きたかった。目指せ現代の侍。毎日哀川翔を見てときめいて仕方がないが、それはけっして結婚したいとかではなく舎弟になりたいというときめきであるということを、君にはわかってもらいたい。ちなみに女の子に生まれた時点で、スポーツはなにもできなくていいやと努力を怠った私はいま、階段をのぼるとつらい。
   
あ、でもドッヂボールは避けるのだけ最強です。