昔書いた日記を発掘したよ。

絶句した。

いのしし!
いのししは振り向き目を細めた。そこにいたのはかぼちゃ子ひとりであった。なに?いのししは小さな声で、かぼちゃ子(以下かぼちゃ)に聞こえぬよう答えた。もし自分に向かっての声でなかったら…。かぼちゃはクラスのマドンナだ。いつも隅で机をけずっている自分に話しかけてくるわけがない。
いのししじゃない!どうしたの、近所なの。かぼちゃはいのししの小さな葛藤には気づかず、笑顔で近づいてきた。へたれきったいのししのかばんとは違いかぼちゃのかばんは教科書で膨らみ、毎日をちゃんと進んでいっている人の、かばんだった。いのししはそれを見ていた。かぼちゃは、だまっているいのししを見て、そうして後ろを振り向き呼んだ。かまととー。それがいのししとかまととの出会いだった。

絶句した。
   
ちなみに

かまととといのししの出会い
そしてそれはのちにふくらはぎを巻き込みひずんだ三角関係をもたらすのだった…
「第二話 ふくらはぎの焦燥」

らしい。誰が書くか!