嵐が丘

台風は去った。知らない間に去った。わたしはぐっすり寝ており、寝る前になぞのろろろろーんという音をたびたび耳にはしていたが、闇夜の特性からその音の正体を知ることはできず、わからないまま台風は去った。あのろろろろーんとはいったいなんだったのか。
   
原稿がすすまない。
お見せできないのが心苦しいが、今私は劇画調の絵になりながら、顔にたてせんと冷や汗がだらだら状態である。原稿はね、書いているんですよ、ちがうなーとおもいながら。どうせ一週間後にはボツにするなあとおもいながら。だってこれしか書けないんだもの!編集さんに連絡したばかりなのに…。11月よりも先に私の原稿に終わりは見えるのか!詩は書けるのか!こうご期待、できない!