パフュームをいまさらフルコーラス聴く。

パフュームをいまさらフルコーラス聴く。PVがかわいげだったのでまずワンルームディスコを聴いた。これがまずかった。なぜうるおう我が瞳。涙腺崩壊間近でフルコーラスを乗り越えた私は、意を決して一気にパフュームを辿り始めたわけです。
capsuleはCDデビューしたときに聴いていて、中学生のころの私の音楽メモに名前が残ってる。知っていたからこそパフュームは改めて聴く必要がないかな、と思っていたんだけどここにアイドル要素が混ざる恐ろしさを私は甘く見ていたね。私はもともとアイドルのあどけなさ(それが天然であろうとも天然でなくとも)にすこぶる弱くて、癒されやすい。そしてテクノというのはそうした偶像にぴったりだったということを忘れていた。
こういう音楽とかを聴きながら夕暮れをすごすと私も丸くなったな、と思う。昔はキラキラしたかわいげやゆっとりしたものを生活自体に望まなかった。音楽に対してはつねにドキドキさせてもらいたかった。かわいくてもそれはドキドキさせるようなドアーズのかわいさであったりツェッペリンのかわいさであり、そういうどこかギリギリの天上からのかわいさであって、基準もレベルもなにも必要がない、ただあどけない女の子がふりまくようなかわいさではなかった。そんな私がいつのまにか音楽に癒され、聞き手にやさしい音楽を聴くようになるとは。人は本当に年をとるんですね。
   
パフュームを聴きながら私が男性だったら彼女らと付き合いたいとか思うのかな、と考えたらのっち派であるはずなのになぜか付き合うならかしゆかがいいとか思ってしまった。