月は虹を吐き出した

原稿がちっとも終わらないのだが、近いうちに東京に打ち合わせに行くことになっており、つまり私は順番がおかしい。おかしいことをおかしくないようにするために奮闘する私。人生のつじつま合わせはある意味しめきりより恐ろしいがときどきふっとどうでもよくなる瞬間があり人生の奈落を思ったりする。いやがんばれよ、踏ん張りどころだろおまえ、と自らに言い聞かすが、その問答さえ時間の無駄であることは間違いない。