11月11日は牢屋の日です

ゾロ目ですね。わくわくしますか? 日付を気にする生活ができていることは幸せだと思いますし羨ましいと思います。何曜日か何日かわからないでいるとだんだん自分が人なんだか獣なんだかはっきりしなくなって歌をうたうだけですべてが足りてしまうように思えてくるんですね。文化も社会を失えば牙をむくものです。
  
さて先日私用で東京にいかねばならなくなり、ついでに小説の打ち合わせをしに出版社に行ってきました。初・出版社! いつもわざわざ関西に来ていただいているので今回は挨拶に行くよ!キリ! そんなはりきりもつかの間、出版社の大手っぷりに精神攻撃を受け、早くもHPはほとんどが消失してしまうのだった……。森があるわ分身してるわ……。東京コワイ大手コワイ。「やねん」とか言えませんごめんなさい、東京ってEジャンGジャン最高じゃん?(元ネタはあーみんです。私の頭が壊れたわけでももともと壊れていたわけでもありません)田舎者だと思われるのを防ぐため見上げるのを禁止していましたが(心の中で)それは無理でした。カッペ狩されるところでした。こわいよ!
午前が講談社で午後が集英社。まずは講談社です。それなりに余裕を持って訪れることが出来たわけですが、講談社の前には修学旅行生と関係者以外禁止という看板があってもはやすでにそれが怖かったです。アポまで取っておいて怯むこの心の弱さ……! 滝にでも当たってこいと思いますが、もちろんそんなことを考える余裕も無いまま受付で受付用の紙(名前とか書く)を渡されて頭が真っ白なままペンを持ちました。……え? 名前? そうです当然のことながら名前欄があったのです。私はまじめそうなビルのまんなかでまじめそうな受付嬢を前にして、あのふざけた筆名を叫ばなければいけないのです(書けばいいことです)。愛も叫べないがあの名前はもっといやだ! なんぞ。最果ってなんぞ。本当変な名前だよ!だれだよ名付けたやつは!(自分です) せめて笑いにでもつなげたかったのですが、提出した紙は数千人から選び抜かれたであろう落ち着いた受付嬢にクールに処理されてしまいました。オープロフェッショナー。
森は荘厳でした。どうやら編集者Sさんも入社試験のときは「森…!」と思ったそうです。やはり自然の力とは偉大なんですね……。さて通されたカフェテラスは窓ガラスが大きすぎて、なんの間違いか「割ってしまったらどうしよう…」と心配でなりません。ある大きさ以上のガラスっていうのは作るのが難しいのですごく高いんですよ。しかしいったいどうやって割るつもりだったんでしょう。ルパンみたいに車で飛び込むつもりでしょうか。人生が終わります。肝心の打ち合わせは滞りなく(たぶん)終わり、私の個人的趣味で編集部見学をさせていただきました。私は編集部という場所が異常に好きでして、あとがきなどに描かれる編集部裏話とか大好きなんです……。よだれが出るぜ! 入ったのは初めてでしたけど、テラ素敵。紙だらけ!(森山は本より紙が好きです。)あと予想よりきれいな机が多かったです。私の机が嵐後って感じなので、きれいだと思いました。積み重ねられていても崩れなかったら「きれい」だよね! ね! そしてリンゴなどをいただき、マガジン編集部へと挨拶に向かいました。
そういえばみなさん文芸誌の編集者ってすごく少数精鋭なんです。本気でびっくりしたんですけど、予想するよりずっと少ない人数で作ってらして、編集者さんって本当に激務なんだなあ……と驚きました。なんか電話が取れなかったりメールの返信が遅れてしまうことがあるんですが申し訳なくなりました……。さて。その逆でマガジン編集部は巨大です。どこまでやねん! と思いましたが、どこまでもなにも視界に入るすべてがマガジン編集部でした。コワイ大手コワイ。絶望先生のポスターとかあって、おおお本気で漫画編集部だぜ!と思いました。我らが千里ちゃんのポスターは見当たりませんでした(森山は絶望先生の千里ちゃんがとても好きです)。マガジン編集部広し、でしたがタイミングがお昼ごろだったので人が出払っていて忍者のようにこっそり訪れることが出来たのでよかったです。まさに男の職場でおいら浮きまくるところだったぜ! というわけで編集者Hさんと連載の現状をお話して、その後神保町に向かいました。Hさんにはむしろ帰ってから締め切り云々でとてつもなく迷惑をかけることになったのですが、そんなことになるとはそのときの森山は思いもしなかったのです……(以下次号!)