たくさんのピッチカート

ひとつだけ技術が手に入れられるなら、画力か楽器かで悩む。でもやっぱり画力かな。なんでも練習や準備段階が一番つらいよね。表現にも種類があって、ああこれは詩にしたらいいな、とか絵にしたらいいな、とかあるわけだ。けどそうはわかっていても形にできないときとか、本当にいやな気持ちになる。魂があっても体がないみたいなものだね。文字はひらめくスピードで書いていけるからとても好きだなあ。他もそんな風にできたらいいのに。大変な鍛錬を乗り越えていかなくてはいけないのだなあ。
すべての方向に体を伸ばすことができたらとても気持ちがよいし、自分の表現もそうなってほしいな、とは思う。でもたった一つの技術を手に入れるために、とんでもない鍛錬が必要で、叶うことがほとんどない夢でもあるんだろう。だからひとつだけの方向にどこまでも伸びていくことで気持ちよくなろうとしている。それが追究ってやつなのかしらん。