別冊少年マガジン、市川春子さん、きみのだいじなコート

今日は別冊少年マガジンの発売日です。(私は別マガで詩の連載やってます。)今回は「きみのだいじなコート」という作品に、「虫と歌」の市川春子さんにイラストをかいていただきました!
市川さんの短編集「虫と歌」に収録された「日下兄妹」という作品によせて、私は以前エッセイをユリイカ2月号に書かせていただきました。そこでは物語について、主に書かせていただいたのですが、絵自身にも、「冷たいけれど、体温なんだよ」、と言いたげな奥底からの本質のやさしさと真実味から、くる力を感じていました。冷たいけれど、体温なのです。無機質な感じがしたり、なんだか冷たくかんじるときもありながら、たとえば冬の気温や、鉄の冷えといったもの、氷、それらもすべて、暖かいものはもちろんとして、すべての温度というものが、体温としてあるようなのです。生きているのです、すべてがね。今回のイラストは、その絵自身のやさしさと真実味が満ち満ちていて、見るとそれらのシャワーをあびるようです。私はゲラで拝見して、一目ぼれのようになってしまいました。ぜひご覧になってください。