ひらきなおって電子書籍の活用方法について考える

ipadのだめカンタービレの音楽つきコミックが流通したら一気に広がるにちがいないと思うの。そのシーンの音楽がアイコン一つクリックするだけで流れる。音楽漫画だったならなんでも活用しがいがあるとは思うけれど、とくにクラシックは聞いてみたい、と思わせるのではないだろうか。ネタとしてはDMCとかでもおもしろいけど。権利的な問題もあるかもしれないけれど、音楽配信とセットというように考えたら何とかなりそうな気もします。(と、とても無責任に発言)あと、こういうので先陣を切ったものがヒットすればするほどその新ジャンルは成功するので、のだめみたいな大型でチャレンジしたら未来が明るいなーとかね。
あと思うのが携帯コミックとかでときどき白黒原稿に色がぬって配信されることがあるけれど、あれは別に作家さんがぬっているわけではないからペイントのバケツのようなかんじで、ベタ塗りなのよね。見栄えだけよくなるように、ってかんじ。んでそれがOKなら、(もちろん色彩も作品の一部だから、作家さんが許可を出してくれる作品だけの話になるけれど、)iPadで最初に設定したら、服とか好きな色の設定で漫画が見られるようにしたらどうだろう、と思う。特に美少女漫画の服の色合いとか、好みに変えられたら楽しいって思う人もいるんじゃないだろうか。いろぬり漫画だね。制服とかなら一回設定したらほとんどほかは決めなくていいし。それになんだか尖がった色設定作品とか出てきそうでそれも楽しみだあ。本当は髪型とか服装自体を好きに選んで読めるようになったらまさに新感覚だけれど(恋愛漫画とかに重宝されそう)、それはそのためにまったく別工程で(たぶん髪型なしの原稿と、髪型のみの複数パターンの原稿が必要だったりとか)執筆しなければならないから、すぐにできることではないよね。ということで色ぐらいなら今でもできるかなあ、という提案でした。
      
でも当然のことながら、紙の本も残って欲しい。というか紙で残って欲しい作品がいっぱいある。なによりも本を閉じて本棚にしまっても、あのページがそこにいてくれるんだって思えるだけでも紙の本が必要な理由として十分だ。データとしてあるのとはぜんぜん、違うよ。本はね、読むときだけ本であるのではないのよ。読まないときもそこにいてくれることが本の一つの仕事なのよ。そういう紙媒体を守るためにも、ipadとかキンドルに取り込まれるんじゃなくて、取り込むぐらいの心意気で挑戦してもらいたいなあとおもいます。ただ単にこれまで書籍だったものがデータとして移行するんじゃなくて、音楽つきコミックとか、そういう新たなジャンルが生まれていけば全体が豊かになっていくんじゃないかなー。