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 のどかちゃん、はーい

最終的に消費する側でいることが嫌いな子供だったのだと思う。生産する側と消費する側、というのが私の世界の分け方で、そのうち生産する側にまわりたかった。消費を思う存分したいとおもうことはさほどなく、生産を思う存分したかった。そう言う思考だったから、将来の夢は常になにか作品を作る人であった。
  
まあそんなことはどうだっていいのだ。
平安からつづく噂によると春はひかりのどけきらしい。光がのどかであると言われて、春の桜の下に立つとたしかに、川や、緑やらだけでなく、花のすべてから光がこぼれているかんじはして、花粉症のせいではないと思う。花が咲いて、いろんなひとがきれいな色の服を着て、さまざまな色が点在し始めると、光が分裂して泳ぎ始めるような。光がすみずみまでみちるような、そんなかんじだろうか。
一方で雲の上には複雑な模様の服を着ている人とかいないから、光が赤とか青とかの色別にわかれて反射したり、かけめぐったりしてなさそうで、とってもひかりのどけきなんだろうなーともおもう。春と雲の上はひかりのどけき。