好意のスピード

名刺とか作ったりした。切り抜いたりした。がこんがこん。名刺なんてなかったんだけれど、かっこよくなりそうだとおもったので、作った(画像はここ)。でも、言葉のしごとって、結局視覚的に不利なので、名刺とかそういう「物」を作るときにいつもこまるのです。なんというか好意のスピードって、絵(デフォルメの)・音>写真・絵>言葉、だと思うのね。おおよそだけれど。なんというか、簡単に好き!と思えるのは、やっぱり色とか音であって、言葉ではない、というか。そうでない人もいるけれど、多くの人は、言葉というものに接すると、まずは「理解」をしようとする。でも、音とか色の場合は、直感的に「好きか嫌いか」を感じ取る。それがすごい大きい差だとおもっているの。速いのよね、色と音は。私はそれがわかったうえで、言葉を使う仕事をしているのだけれど、(そして、だからこそ、言葉とデザインを考える上で、言葉の力をむやみに信じすぎることは、考えが甘いと思うし、私は言葉を否定するところから、始めたいと思って、やってます)、かといって、「言葉に力がないから、言葉以外のところから力を借りてこよう」というのも間違っていると思っていて、というか本末転倒だと思っていて(じゃあ絵とか音の仕事をしろよって話だし)、だから、ちょっと、言葉をまるごと、視覚的に作って、名刺にしてみましたの。考えたらこれしか、「これだ」と思うデザインがなかったのです。詩人としてはね。名刺って、そもそも「理解」のしようがないものだから、成立しているかな、と思う。
   
お正月に買ったお餅がね、ちょうどクリスマス前に賞味期限がきれるようになっていて、そうなっているのね、と頷いたりしながら、師走だったりする。どーせ明日がくるし、どーせ来年が来るし、いまになって、12月がどうとか思わない。とりあえず締め切りの方が年末より大事ね。
  
たんぶらーに、詩ューティングのgifアニメを作って、あげてくださった方がいたみたいで、そのアニメが今、ばずるという超常現象を起こしていて、なんかすてき。うれしい。一生懸命作った物が、だれかの手によって、知らない場所で、ぼんっとはじけるのがすごいとおもう。インターネットはそうした超常現象を、だれにでも引き起こせるようにしてくれたという点で尊い。拍手したい。
あ、アニメはここで見れます。リブログとかしてね。→たひたひたんぶら