時とわたしと電気と文明

十代のころ、なんとなく好きだったような、かっこいいとおもったような、かといってそこまで好きじゃないからバンドの活動をその後おいかけることはなかったそういうミュージシャンの音楽を久しぶりに聴いて、やっぱりちょっといいな、って思ったりする。きづいたら、むなしいほど時間が経っていて、そりゃあ生きているし、むかしすきだった音楽を聴いてもやっぱりすきだし、そういうことの繰り返しで自分が自分であることを確認してもどうしたって、時間の流れを記憶の中にみいだせないのよね。細胞が入れ替わっちゃったからなのか、眠りすぎたからなのか。私の知っている10年はもっと長いし、もっと意味があって、私を別人にしたり、昔を全否定したり、させてくれるものだとおもったのだけれど、人は人よ、結局そこが維持できないと、自己愛とか保持できないのね。
   
Web Designingという雑誌で、連載「詩句ハック」がはじまりました。WAO! こちら、「詩人が四苦八苦しながら詩をハックする連載です。」という説明がついております。そうです、その通りです。詩をばんばんおもしろくたのしくしていきます。前に作った、「詩ューティング」http://tahi.jp/shooting みたいなものを、毎月作ってみる連載だと思ってください。もちろん、新作の詩は書きますし、それは誌面で発表します。あと企画や詩について考えたことも書いています。さらに、作ったソフトはきちんとサイトで体感できるようにします。
   
http://shikuhack.jp
  
とりあえず今回は、鼻から詩がでてくるアプリをつくりました。タイトルは「わた詩」です。自分を見つめることで、あふれでる詩。というテーマ。記念すべき1回目。プロトタイプなので、MacOS10.8以上じゃないと対応していませんが…。よかったら遊んでみてくださいね。
    

   
(このひとはわたしじゃないです)