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天体観測、しながら詩。

微妙にまだ2015年である実感がない。光がビュンビュン通り過ぎていく。どんなに急いで走っても、新幹線に乗っても、時間の方がずっと早く通り過ぎていくこと。どんなにやってもきっと時間をうまく使うことなんてできないんだ。そう思うから、もっと別の何かに目的を合わせて生きて行く。夜更かしは1日を延長するようで、ただ明日を前借りしているに過ぎないんだと昔ツイッターに書いたことがあって、今でもそれはわかっているのに、どうしても延長するつもりで夜更かし、してしまうね。別に書くことに夜も朝も昼もないし、太陽がしみて体に流れる血が、さらさら清流みたいになっていく感覚があるからできることなら朝を大事にしたい。ただの生物として。
   
大人になると夜中に外を歩くことがある。誰もいない街には、光と車だけがあって、しんとした空気。建物に人がたくさんいるのに、空気が止まって見えるなんてなあ、と思う。うごめくことすら異質みたいに見えて、ぺたぺたと走ってみたり、立ち止まってみたり。たぶん、私が子供のころはもっと夜は夜で、コンビニもなくて、24時間営業なんて異常なことで、まっくらななかに光が並んで、ときどき物流をつかさどるトラックが走り抜ける。ガタガタとゆれるコンテナの音、雨の音、しんという夜の無音があるからこそ、窓枠までささやかな物音が届いていたんだろうなあ。だとしたらこの時間は、今私が見ている夜はなんだろうか。夜空の雲が白く見えるのは、街のあかりが反射しているかららしいです。私が知っている夜空にはいつだって白い雲が浮いている。星は見えない。近いものばかりが輝いて、遠くの光をかき消していく。私は、星空が好きだ。夜が好きだ。それは青空が割れて、宇宙の端っこまで見えるように錯覚できるから。今の街に星空はない。見えたと思ったらそれは大抵、土星か火星か木星で、太陽系を私の視線は飛び出すことができない。ハワイに行きたいなあ。ハワイで天体観測。ハワイじゃなくても赤道近くで、星を見たいな。私は天体観測が好きです。ちいさな頃から宇宙図鑑が私の愛読書で、最初は太陽系、小学生時代は銀河系、それから興味が銀河群や超銀河団に移っていって、気づいたら宇宙の泡構造理論が大好きになった。いつか天体観測をしながら、見つけた星の詩とかエッセイを書く仕事とかできたらいいなあ、って思っています。