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エビ、マヨネーズ、髪、命。

他人の夢の話ほどつまんないものはないと言いますから、これは本当につまらないのかという実験であります。要は夢の話だ。「それ町」最新刊を見たせいだと思うけれど伊勢海老を助ける夢を見た。ほぼ瀕死の伊勢海老を堤防でみつけた私は海に帰そうとするけれど帰しても弱る一方で、むしろ水にふやけはじめて、えびなのに?!と慌てふためきながら気付いたらえびの殻やはさみがとれて、マヨネーズのボトルだけがそこにあった。えびの胴体はマヨネーズだったらしい。跳ねてなんとか海に飛び込もうとするマヨネーズ(元えび)を半泣きで助けようとするけれどマヨネーズのキャップが取れてそのまま跳ねたらマヨネーズが飛び出す!とあわててつかまえてキャップをつけて、海に返しました。マヨネーズは沖へと泳いで行った。そして目が覚めた。なんの話だこれは、なんの。そう、夢の話ですこれは。そんなこんなで梅雨が来たぞ!
   
梅雨になると髪がうねうねして、重力が信じられなくなる。上から下に下がるのが物理学的にもあたりまえなのに、いったいなにがどうして曲がってしまったの。そのベクトルはなんの力によるものだ!そもそも髪の毛のオシャレ概念が苦手なのです。かなり個人の生まれつきの特性に影響を受ける挙句、切ったりしたときなんてやり直しがきかないんだもの。生えるのを待つしかないじゃない。そういえば今思い出したんですけれど、火の鳥で、原始的な時代の話のときかな? 子供達が死んでしまって悲しむ母親に「また産めばいい」って父親が言うシーンがあって(黎明編)、まあそれを残酷と思うか、生命とはどうしたってそういうものなのよね、と思うのかは時代や場合に左右されるけれど、ヘアカットに失敗した女の子に、「また生えてくるじゃないか」って言うのと大体同じかもしれない。生えてくるにしたって生えるまでどうすんのさ!今、now、台無しになった髪型は戻ってこないのよ!っていう。あ、命と並べちゃだめですよね。でもそういえば髪はおんなの命って言いますよね。まあ、そんなこんなでそういうことです。思いもよらないオチに落ち着いた、とこっそり思っております。
   
火の鳥 1・黎明編