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自分の限界はきっとここだと。

技術が追いついてないものが好きだ。お金が足りてない、人手が足りてない、めちゃくちゃに足りてるのはほとんど「直感」と言い換えられる才能と、焦りだけのものが好きだ。経験値なんてない、定型なんて知らない、わかるのはこのへんがなんとなくいい感じ、みたいな感性だけ。そうした人が作った作品が好き。バンドは初期が大抵好き、その人の好きな音楽、影響受けたものがちょっと顔を出しながら、あきらかにブーストかけてるのはその人自身の、その人もよくわかっていないような、勘みたいなセンス。時には音質が最低すぎるインディーズ版ばかり聴いて、メジャーになってからのベスト盤でおなじ曲聴いてもピンとこなかったりする。なにも足りてないから、なににも慣れてないから、その人のほとんど反射神経みたいな感性が露呈して、息遣いが聞こえるみたい。その人には今しかなくて、蓄積もなくて、それでも、いや、そうだからこそ、焦っている。なんで焦るかもわからないけど、100%出せてる気がするけど、どこかで経験積んだ未来の自分が今の自分を未熟だったと言う気がして、でも絶対俺は今、経験つんで方程式おぼえて、泳ぎやすくなった未来の俺よりがむしゃらで、必死だからこそ鋭敏なはずだとわかっていて、だから焦ってるのだ。自分の限界はきっとここだと思っている、やりきらなきゃと信じている、それなのになにもかも足りてない、なにもかも追いついてない人のつくるものが好きだ。