XYZの交通標識

先日、私の小説作品が結構内容・文体ともにばらばらなので、文体と物語についてグラフにしたのです。別に分析したからといって、どのへんが一番とかは特にないかんじです。そしてSHARPとPOPは私にとっての偏ったSHARP&POPなので、一般的な定義ではないわけですが。そうして、このグラフには見えないZ軸があって、つまり近いように見えても似ているわけではない、という話なのです。
   
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そして本当の意味で重要なのはそのZ軸であって、でもたとえば第一印象をクリアしなくちゃそのひとの本質的なものに触れることもないというような事態のように、X軸とY軸は本質的ではないけれどとても重要なことだと思うのです。だって、商品だし。お金と時間を消費して手にするものだし、作者名だけじゃわからない部分をとりあえずジャンル分けというか分布図作ってみましたので、「このまえあれ読んで結構好みだった」って方はその近く、「あれは好きじゃなかった」という方はその遠く、を、読んでみようかな、って思ってもらえたら嬉しいなって、思ったりしちゃったり。(ジャンルを意識して作ったりはしないのだけれど、でも読み手として新しいなにかを探しているときに確かにちょっとした交通標識にはなっていて、私がこのグラフに従って、それを基準にものを書くことはないのだけれど、でも、読む人を考えたときに、作ってみた、って次第です。)そもそも前も読んだのに次も読もうって思ってもらえたなら私はもう嬉しくて「うおおおん」って思っちゃうし、手放しありがたし、だからこそ、少しでも嬉しい読書体験を作れたらいいなと願うのです。もちろんそれはなんだか図々しいことのように思うし、それにもっとやりかたがあるのではとも思う。けれどまあ、こんなかんじでもがいています。作ってみた系です。