食べてみたい、星ハムメロン。

夏ですな。夏です。私はこういう季節が大嫌いでして、イメージとしてはとてもすばらしい季節だけれど体験はしたくないですよ。昔は夏は北海道に転居して、すずやかに大地とすごすんだ〜い、って思っていましたが、なんか7月のかなり最初の方で「北海道で猛暑日」とかいうニュースを見て、もうだめだ!この地に涼夏などない!とかおもった。べつに暑いのも生ぬるいのもいいんですけど、汗が出るからね、人体には。汗が良くないんですよね。本当。からっとしていてほしい。冬と夏混ぜようぜ。あ、秋か。それは秋か。
   
夏休みというのはたいてい、越えられないはずの壁を設定して、課題をやり切るだの、技術を身につけるだの、免許を取るだのいろいろと夢見ては、だめだったお、っていう悲しみとともに秋をさばらばらんと迎えることになるんだけれど、私はもうおとななので、「だめだったよ、ふふふ」じゃ済まされない状況でござる。締め切りは、破ったら終わり。待ち合わせ場所で、遅刻しても友達が待ってくれていると思っている時点で、甘いっていうかんじですよね。本当に友達はわたしとそこまで遊びたいのか? 来ないなら帰ろ、って思われても仕方がないわけで、まあ、締め切りだってそんなもんだろ、という認識が私にはある。私なんぞ誰も待ってくれないという間違った自信があるのです。だからぼくはね、必死になるんだよ、この夏……ぼくは、700枚書かないと夏が終わらないんだよ……みーんみーんみーん。なんか知らんがこうなってた!これが夏の魔力なの?!(違う)こういうときは、速筆といわれているかたがたの伝説を見て、「ああ、こんなに速い人がいるんだから、私の締め切りなんぞ……」と励ましております(どこが励ましなのかについてはまったくわからん)。締め切りがあるというのはありがたいことなのだし、こうしてうじうじ考えるのも変な話なのだけれど、やっぱりやらなきゃいけないこととして締め切りが登場すると、どうしても「締め切りがない原稿」が後回しになるのかなと心配だよね。でもまあ、夏にひきこもらざるをえない理由ができたのはハッピーでござるぞ。
    
タイトルの星ハムメロンは、生ハムメロンのもじりです。(という無駄な解説)