景色と物語と音楽について
ついったーでこんなことをつぶやいていましたら
本当に詳しいものには寡黙になってしまうものなのかな。私は音楽の固有名詞を口にするのが恥ずかしい。高校生のころは典型的な「好きなレコードを列挙するのが自己紹介」って信じてるタイプだったけれど。詳しくなると、逆に「さほど詳しくない」って知っちゃうんだよな。無知すぎてつらくなる。
2010-09-27 15:43:01 via web
にしても最近は好きな本とかCDとか並べることが自己紹介どころか表現代わりになっていて、物に自己を代弁させることが増えたねって思うよ。別に悪いことじゃないけどね。でも好きなもので自分を語って、全部それで語れちゃったら自分要らなくない? とは思う。それに気付いたときどうなるんだろう。
2010-09-27 15:45:50 via web
大昔、WEB本棚はもちろん、本がちゃんと全国に流通なんてしていなくて、みんなが知っている一冊なんてなかったころは、どうだったんだろう。共通の知識がないから、物は決して自己を代弁しない。やっぱり景色かな。お天気かな。「今日は山のもみじが燃えているようです」「月が綺麗ですね」かな。
2010-09-27 15:54:19 via web
みんなが好きなバンドや好きな本を紹介して自分を表現するように、昔の人はきのうこんな景色を見たよ、星が綺麗に並んでいたよ、あの場所をこいぬ座って呼ぼうか、って語り合って、自分のことを知らせていたんだね。
2010-09-27 15:57:18 via web
ていうか共通に見ているものを景色だけではなくて、もっと増やしたくて、物語や音楽が生まれたんじゃないかな。内緒ごとを友達と作るみたいに。だから物語や音楽が溢れて豊かになっても、景色を話すことは忘れないでいたいね。お天気や、四季のうつりかわり。今日は肌寒いね。
2010-09-27 16:04:27 via web