水族館のどこかの扉は、深海へとつながっているよ

主犯はボアダムスだった。ぼくの脳はどこかに輸送され、ペンキをぬりかえられたらしいがみることもかなわないまま元に戻された。ヘッドフォンは働くことをやめない。とてもいい気分で光の中にいるのだと思う。いっこにこさんことフルーツを数える仕事をしているんだな、今ぼくは。
最果タヒ「南へ」冒頭部(初出:真夜中No.10))

   
バレンタインだー!どうでもいいー!!
セーラームーンミンキーモモなどの魔法少女の変身アイテム的なもののおもちゃを、収集しているブログを見る。なかなか定番コレククション対象らしくて、ブログいっぱいあるし、ヤフオクとかで髪をひっぱりあうような争いがあるのかもしれません。でも今写真を見るとほしくなるなあ。再販とかしたらいいのに。個人的にセーラームーンとか赤ずきんチャチャ魔法使いの弟子系だった原作が、なぞの魔法少女プリンセス系アニメに大変身したことでも有名なアニメ。わたしの幼少期の愛読書。ラブラブラブ!)のグッズがやばかったです。赤ずきんチャチャのアニメはいろいろ言われているけれどわたしは好きでした。愛よ!勇気よ!希望よ!って。寝つきの悪い子だったので、いつも赤ずきんチャチャのOPを脳内再生して、そのうちに寝てしまう、というよくわからない習慣すらあった。
セーラームーンは今見ると、そうとうかわいい。アイテムかわいい。とくにエッグスタンドみたいなやつ(レインボームーンカリス)がすばらしい。これは原作マンガ読んでたときも「かわいい!」って思った思い出がある。ずっと星とか月とか宝石とかのモチーフだったんだけど、急にまんまるいエッグスタンドみたいなのが出てきて、すごくかわいかった。
セーラームーンはなんというか、少女マンガらしいかわいさに満ちた作品だったんだなあ。最近まで気づかなかったけれど。ペガサスとか、バラとか、そういう伝統的な少女マンガのモチーフをうまく融合しているのがロマンチックでオトメティックで、すてきやねん。うん。そうやねん。
   
はじめに引用したのは詩の冒頭部です。よかったら読んでみてね。雑誌真夜中のNo.10に載ってます。