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 現実の密度は、限界へ向かう。

ふふふ お恥ずかしながら ふふふ ピンポンをいまごろ読みました。よかった、よかったよ!このまえのナウシカと同じく、なんというか、なんだか、そうね、あいまいさへの許しについて、思いをはせるわ。名前の付けられていない関係性や、感情を、あいまいなまま、そのままありつづけることを許しているのは現実よりも、物語なんじゃないかとすら、思うわ。物語は時に、名づけることを放棄する。いいえ、名づけることを放棄するためにきっと物語がある。あいまいな感情や関係性を、友情だの愛情だのと名づけることを放棄して、しかしそこにあることを、ありのまま証明するために、物語は長い時間を描いているのかもしれないんだ。そうだよ。あいまいさをゆるすために物語があると、そう思えてしまうほど、現実は息苦しいよ、すべてに名をつけなければいけないと思っている人ばかりだもの。