一部の平成生まれが「は?昭和生まれ?昔話じゃーん(笑)」といっている時代ですが、あと数年すれば彼らも「は?20世紀生まれ?世紀末またいじゃってんの?(笑)」と後輩に言われるに違いない。

こんにちは、今日は20世紀少年の映画版がテレビでやっていましたね。この映画はキャストが涎モノですが、今日はそんな話ではなく、原作の話です。私はあの作品では小泉響子が一番好きです。カンナと同じ高校の、ボーリングの才能がある女子高生。彼女はあの作品の中でもっとも事件と無関係でありながら深く巻き込まれたかわいそうな子なのですが、若い子にありがちな「深く考えないためのポジティブ」と「とりあえず死にたくないためのど根性」が発揮されて、そのしぶとさと行動力に応援せざるを得ない。彼女が出ていなかったらあの作品の未来編は「すごい人たち」のマンガになっていたのだろうけれど、この小泉のふんばりによって(ふんばりという言葉があんなに似合うキャラクターもない)一般人の目線から物語を眺めることが出来る。と分析するのも無粋ですが、とりあえず小泉の映画キャストはそっくりらしいからかなり楽しみです。