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 日記の文脈

ほっとけばいいことなんていくらでも舞い込んでくると信じているけれど、本当はたくさんの平凡をいいことだと信じているみたいだ。人はかすかな幸せに気づけることを美しさと呼ぶけれど、なんだか洗脳みたいだね。わたしは最高のところに行ってみたいな。知らないから。どこまでいけばあるのかな、やったねの最上級。
貪欲さや強欲を毛嫌いすることはまた、暴力で、ささやかさを盲信すること、それだけを美しいとするのは傲慢で、私たちは人に点数をつけることのずるさや汚さを忘れてしまう。なんとなく、好き嫌いよりロジカルな、評価をひとにくだすのは、危険で、それは相手を傷つける危険性ではなく、私自身が、見ていられなくなる危険性。
好き嫌いはぎりぎりのところで、人を取捨選択している。ゆるすゆるせないの境界を、愛とか絆とかでぼやけさせて、なんだかまあ、いいかんじな予感にさせるの。
  
こんな話をしたいわけじゃなかった。興味なんてなかった。でも何か書かないと、日記にならないから、ぼんやりと垂れ流す。本当はひとに点数をつけるのも致し方ないんだと知っているよ。日記の文脈。わたしが10年以上共にいるもの。